Defense Support

D&S

D「ねえサマンサ、自動車保険の補償内容を見直ししてるんだけど相談にのってくれる?」

S「いいよ。」

D「車両保険なんていらないよね。保険料が高いし、事故を起こさなければいいんだから。」

S「ディエゴ、あなたってどうしてポンコツなの?事故を起こさなくても事故に遭わないことは不可能でしょ!」

D「被害事故なら相手が弁償してくれるからいいじゃん。」

S「あなたってホント、ポンコツね。いい?事故の相手が必ず自動車保険に入っているとは限らないでしょ。しかも無保険の加害者から現金で何十万もの修理代 を払ってもらえると思ってるの?」

D「確かに。支払い能力があるくらいなら自動車保険に入ってるよね。」

S「ねえディエゴ、そもそもあなたが背負ってるリスクってわかってるの?」

D「リスク???」

S「あなた残価設定型クレジットで車買ったでしょ。被害事故で相手から修理代払ってもらえなかったらどうするの?自分で修理代払えなかったら残るのは事故車とローンの返済だよ。」

D「弁護士費用特約つけてるから大丈夫だよ。知らんけど。」

S「うっわ。でた。魔法の言葉『知らんけど』!」

D「だって弁護士が何とかしてくれるでしょ。」

S「あのねディエゴちゃん、弁護士ができるのは資産の差し押さえなの。資産がある人には有効だけど資産が無い人には何の効力も示さないんだよ。」

D「じゃあ車両保険があったら何ができるの?」

S「まず自分の車を修理するかしないかを選択できるの。修理すれば修理工場に保険金が支払われるし、修理しなければ修理代分の保険金を受け取ることができるよ。損害が大きくて車を買い替えるなら、次の車の購入資金へ充てられるの。次に車両保険金が支払われると私たちに代わって保険会社が加害者へ賠償請求してくれるの。ちなみに損保ジャパンの車両保険は無過失事故の特則が自動付帯されているから運転者に過失が無い事故の場合、車両保険を使っても等級ダウンしないんだから。」

D「し、知らなかった。」

S「いいディエゴ。はっきり言うよ。現金を持っている人は車両保険はいらないの。あなたみたいに現金が無い人こそ車両保険が必要なんだから。」

D「当たってる・・・。」

S「車両保険があることで解決に向けて選択肢を持てることが強さなの。」

D「じゃあ僕もサマンサ以外に選択肢を持ちたいな~♪」

S「ど~ゆ~意味なの?ディ・エ・ゴ・ちゃ・ん!」